昨日は、月2回開いているセミナーの日でした。RAKUreで開催している健康セミナーでは毎回「黙とう」から始まります。東北地方太平洋沖地震によって、甚大な被害を受けてから早くも3年が経過しました。
東北地方の一部では復興が進んでいるものの、まだまだ十分とはいえません。1日も早く復興が進むことを願うと共に、大阪で暮らす私たちは暖かい部屋で勉強することができる、、、残念ながらお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、日々健康で暮らしている感謝を込めて黙とうを行うのが定例になっています。
さて今週からは、私たちの体に不可欠なミネラルの話をしていきたいと思います。ミネラルのお話と言っても幅広い内容になりますので、数回に分けて掲載してまいります。
ミネラル不足で起こる病気には様々なものがありますが、まず「ミネラル」っていったい何?という方も多いと思います。サロン『RAKUre』では何度も耳にする言葉です。ミネラルは私たちの「健康維持」にとても大切な働きをしてくれます。
ミネラルの働きを考える上でまず「抗酸化」というキーワードがあります。私達の体が「酸化」することは「老化」の原因の一つとされています。ここでいう「老化」とは、例えばヒト(哺乳類)の老化においては、加齢は勿論、悪い生活習慣(酒、タバコ、ストレス)、偏った食生活なども老化を促進させる原因となります。
また「酸化」とは対象とする物質(細胞)が電子を失い本来の働きを行えなくなる化学反応を指します。私達の身体の細胞一つ一つは日々生まれ変わっています(これを新陳代謝と言います)。しかし、この新陳代謝が正常に行われずに古い細胞ばかりになってしまっては、身体の各器官は正常な活動が行えなくなってしまいます。
「抗酸化」のわかり易い例として、リンゴを剥いた時に「塩水」につけておくと、赤くならずに長く新鮮な状態を保てるのが良い事例ですね。
リンゴが赤くなるのは、リンゴに含まれるポリフェノールが酸化酵素によって空気と反応して酸化する為に変色します。これを塩に含まれるナトリウムイオンがポリフェノール類の周辺に壁をつくり、酵素の働きを抑え、酸化を防ぐのでリンゴが変色しないのです。
これが抗酸化ということです。
リンゴと同じように、私たちの体にも「塩」に含まれるミネラルは体を酸化(老化)させない為にとても大切な働きをしてくれます。昔の人は自然に自分の体を酸化(老化)させないような知恵を持っていたんですね。
大量に採れた鮭を塩鮭にする、また明太子のめんたいこなど、発酵させることによって長持ちさせたのもその一つです。発酵させるということは、冷蔵庫のない時代の人の知恵といえますね。
抗酸化のためには、ミネラル(干潟天日塩)が必要です。ミネラルは9大栄養素の一つです。
驚くべきミネラルのさまざまな働きについてはまた来週。
今週は気温の変化が目まぐるしいようです。
体調に気を付けて元気に一週間お過ごしくださいね。