塩の製法と特徴
加熱処理なしの完全天日塩
最終工程まで完全非加熱で塩づくりを行います。
太陽と風、保存庫での熟成期間を経て、ミネラル豊富な塩になります。
最高級とされるフランスのゲランド塩田に匹敵する味わいが特徴です。
生産時間が短縮され、大量生産が出来る「釜焚き」ですが、加熱により塩の旨みを決めるミネラルが壊れてしまい、塩化ナトリウム過多な塩になってしまいます。
太陽と、風と。
天日塩は、太陽と風による自然の力だけで乾燥させます。
他の製法のように「釜焚き」といって最後の仕上げを加熱・蒸発させ結晶化させる製法を行いません。
「釜焚き」による方法は生産時間は短縮されますが、加熱により塩の旨みを決めるミネラルバランスが崩れ、塩化ナトリウム過多な塩になってしまう為です。
熟成干潟天日塩の製法
①塩を結晶化する
さまざまな生物が生きる干潟から引き込んだ海水を、ゆっくりと時間をかけて蒸発させ、最終的に結晶池に集め濃い塩を作る。
②保管庫で熟成させる
木造の保管庫で1~7年熟成させ、苦塩を取り除く。
③不純物を除去する
丁寧に不純物を除去した後、パッケージする。
熟成干潟天日塩の特徴
完全非加熱
最終工程まで完全非加熱で塩づくりを行います。
太陽と風、保存庫での熟成期間を経て、良くミネラル豊富な塩になります。
最高級とされるフランスのゲランド塩田にも見劣りしない味わいが特徴です。
ミネラル豊富な最高級品
熟成干潟天日塩は製品になるまでに長い年月と熟練の職人による手間をかけて生産されています。そのため他の製法の塩に比べ、豊富にミネラルを含んだ深い味わいになるのです。
日本での代表的な塩
イオン交換膜法(1971年~)
イオン交換膜と電気エネルギーを利用して高濃度の塩化ナトリウム溶液をつくり、真空式蒸発缶で煮つめて製塩します。
- 広大な塩田が不要、天候に左右されずに生産
- 製塩と別に工業用のカ性ソーダ、塩素、炭酸ソーダを生産
※ 工業用途以外に上水道設備にも使用される
流下式枝条架塩田(1953年~1971年)
風と太陽の熱で鹹水をつくり、平釜で煮つめて塩を結晶化させる製法です。
- 当時は入浜式と比べ格段に生産効率がアップ
- 僅かににがり成分が残り味の良い塩ができる
- 釜焚きにより、多くのミネラルが失われる