~日本の「塩」事情について【6年熟成干潟天日塩】

はじめに~日本の「塩」事情について

日本は世界一の「塩」の輸入国

・国内の塩自給率はわずか12%(大部分をメキシコ、オーストラリアに依存)
・年間の塩消費量は約950万トン、大半が工業用(副産物:苛性ソーダ、塩素、炭酸ソーダ)

なぜ、日本には「塩田」が存在しないのか?

・昭和46年「塩業近代化臨時措置法」により塩田は姿を消した
・以降、自然塩は市場から消え、精製塩が食塩として普及した

塩分の摂り過ぎは本当に「毒」?

・食塩の成分はおよそ96~99%が塩化ナトリウムである
・ナトリウムの過剰摂取は代謝障害を起こし、高血圧の原因に

本来「塩」は生命維持活動に必要不可欠

・人間の体液は0.85~0.9%の塩水で構成されている
・古代の海水の濃度は0.9%。赤ちゃんを育む羊水のバランスと酷似
・天然のミネラルをそのままに。バランスの良い塩とは・・・?

なぜ「塩」が大切なのか?~天然塩の働き~

私たちの体内にある「海」。天然塩は地球のエキス

今からおよそ35 億年前、地球最初の生命は海の中で誕生したと考えられています。
それがどのように生まれたのかは正確にはわかっていませんが
海には地球の創生から今日に至るまですべての生命の誕生と進化に関わった元素が皆集まっており
少しづつその濃度が濃くなってきている事が研究から明らかになってきています。

私たち人間を含め、動物は塩なしには生きていく事ができません。
人間の体はおよそ2/3 が水分でできています。
この水分は、細胞通過、血しょう水、細胞外液、細胞内液に分かれており
これらの全ての体液は0.85 ~ 0.9%の塩水で構成されており、体内のすみずみまで栄養を運び、吸収・排泄の働きを支えています。
この体液こそが「古代の海水」の濃度と同じである事が分かっています。

減塩信仰のウソ

減らさなければならない本当の塩とは?

海水には生命維持に必要なミネラルが理想的なバランスで含まれており、赤ちゃんの命を育む「羊水」もまた極めて古代の海水に近い事が分かっています。
塩は筋力のもと、体温のコントロール、脳の情報伝達に重要な役割をはたしています。
塩=塩化ナトリウムではありません。
多種多様なミネラルを含んでいない「食塩」、いわゆる塩化ナトリウムだけの塩ばかり摂る事は高血圧をはじめ、糖尿病、成人病、低血糖値、アトピーなど様々な病気の原因になります。
【海水・羊水・血漿(けっしょう)の電解質比率】
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なぜ「塩」が大切なのか

~天然塩の生理的作用~

『塩の製法とその特徴』①

流下式枝条架塩田(昭和28年~昭和47年)

流下式枝条架塩田

風と太陽の熱で濃い塩水を作り、それを平窯で煮つめて塩を結晶化させる製法。
【メリット】
・当時は入浜式と比べ格段に生産率がアップ
・わずかににがり成分が残り、味の良い塩ができる
【デメリット】
・釜焚きすることにより、多くのミネラルが失われる
流下式枝条架塩田

『塩の製法とその特徴』②

イオン交換膜法(昭和47年~)

イオン交換膜法
イオン交換膜と電気エネルギーを利用して高濃度の塩化ナトリウム溶液を作りだし、真空式蒸発缶で煮詰めて精塩します。
【メリット】
・広大な塩田が不要、天候に左右されずに生産
・製塩と別に工業用のカ性ソーダ、塩素、炭酸ソーダを生産出来る
※工業用途以外に上水道設備にも使用されている。

「干潟天日塩の製法」

①塩を結晶化する

塩を結晶化する

②保存庫で熟成

保管庫で熟成させる

③不純物を除去

不純物を除去
最終工程まで太陽と風のみで完全非加熱で塩作りを行います。
太陽と風、保存庫での熟成期間を経て、とてもミネラル豊富な塩になります。
世界のどの塩田の塩にも見劣りしない味わいが特徴です。

 

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