先日、家の玄関前にツバメの糞が落ちているので、あれ?巣でも作ったかな、と見上げてみたら…
なんと、二羽のツバメがセコムの小さなプラスチックランプの上に丸くなってただ眠っているではありませんか!鳩が二羽で庭によくやって来るし、めじろが木に巣を作ったり、自然素材を使った建物なので、ツバメさんたちも気持ちがよかったのかもしれません。
寒い日があっても、もう春は確実に近づいているなあ、と感じた一コマでした。
さて、前回、「そろそろ減塩信仰のウソに気付いてください」と言いましたら、たくさんの質問をいただきました。今回はその質問にお答えしましょう。
一番多く寄せられた質問は、「高血圧で医師から塩分を控えるように言われていますが、天日塩は1日どのくらい摂っていいのですか」というもの。この質問に答えるためには、まず「塩分」とは何か?を理解する必要があります。
前回もお話ししましたが、控えるべき塩は、塩化ナトリウムしか含まれていないものです。残念ながら一般的に売られている塩は99%以上が塩化ナトリウムのみの塩。この塩を大量に摂ると血液中のナトリウム濃度が高くなり、これを薄めようとして血管内に水分が取り込まれた結果、血液量が増え心臓はより多くの血液を全身に流そうとして血圧が高くなります。またナトリウムには血管を収縮させる働きがあるため、さらに血圧が上がるのです。
それに対して、天然の干潟で太陽と風の力だけで作られた天日塩には、塩化ナトリウム以外にも、鉄、銅、マンガン、カリウム、マグネシウム、カルシウムなど多くのミネラルが豊富に含まれています。
たとえばカリウムには腎臓でナトリウムの排泄を助ける働きがあるため、余分な塩分は体外へ排出されて血圧が上がる心配はありません。
それでも、何年も飲み続けてきた高血圧のお薬を急にやめるのは怖い、というあなたは、お薬は飲みながら、天日塩の積極的な摂取を続けてみてください。そのうちに血圧がどんどん下がってきて、自然とお薬を手放すことができるはずです。
「1日にどのくらいのお塩を摂ればいいのですか」という質問もたくさんいただきました。
決まった量はありませんが、健康維持には25~30g(小さじ5~6杯)が必要になります。小皿に30gの塩を入れてみてください。わあ、こんなにたくさん!と思われるかもしれません。でもたくさん摂取しても、余分なものは体外に排出されますので心配いりませんよ。
今まで塩を摂ってこなかった方が塩を摂りだすと、激しい下痢を起こす方もいます。この下痢は不思議なことに、お腹もお尻も痛くない下痢なんです。シャワーのように出ますので、びっくりするかもしれませんが、解毒しているだけなので下痢が起こったらぜひ、ばんざ~い、と喜んでください。
一日30g以上の塩を摂るには、料理に使うだけでは到底間に合いません。いくらミネラルが必要と言っても、塩っからい料理を食べ続けることはできませんし、そもそも腸は「おいしい」と思わないことには吸収しませんから、いろいろ工夫して塩を摂ってみましょう。
たとえば、水に塩を入れたものを飲むようにすると、また真水を飲みたくなるのでオブラートに包んで飲むという方法もあります。
水に塩を入れて飲むとまた真水を飲みたくなるので、やめたほうがいいと思います。辛くない液体の塩(濃縮ミネラル)もあります。
睡眠前のコップ一杯の塩水は、夜中の脳梗塞や心筋梗塞を予防するんですよ。睡眠中に血液ドロドロにならないために有効です。ただ、塩を摂ると下痢が始まる人はちょっと気を付けてくださいね。
ここまで聞いても、まだまだ半信半疑の人も多いと思います。テレビをつければ、どこもかしこも減塩減塩、ですから、信じられないのも分かります。
でも私は、自分が生き証人です!と自信を持って言えます。30年以上天日塩を毎日大量に摂ってきて、病気になるどころか、風邪一つひかず、40年近く平均睡眠時間1~2時間で元気に動き回り、180度の開脚もおちゃのこさいさい!
ですから、ぜひまず天日塩30gを、あなたも試してみてください。そしてもし何か身体に変化がありましたら、ぜひその変化をお知らせください。みなさんからのご報告を楽しみにお待ちしています。