減らさなければならない塩
減らすべきは、食塩
海水には生命維持に必要なミネラルが理想的なバランスで含まれており、赤ちゃんの命を育む「羊水」もまた極めて古代の海水に近いことがわかっています。塩は筋力のもと、体温のコントロール、脳の情報伝達に重要な役割を果たしています。塩=塩化ナトリウムではありません。
多種多様なミネラルを含んでいない「食塩」、いわゆる塩化ナトリウムだけの塩ばかり摂る事は高血圧をはじめ、糖尿病、成人病、低血糖値症、アトピーなど様々な病気の原因になります。
海水・羊水・血漿(けっしょう)の電解質比率(単位%)
陽イオン | 海水 | 羊水 | 血漿 |
ナトリウム | 86 | 93 | 92 |
カリウム | 2 | 3 | 3 |
カルシウム | 2 | 3 | 3 |
マグネシウム | 10 | 1 | 2 |
塩素(陰イオン) | 94 | 67 | 67 |
東京女子医科大学助教授 栗原毅監修「血液と血管のナゾ」より抜粋